参道
Sando (Approach Path) (さんどう)
鳥居から社殿へと続く参拝のための道
参道は、鳥居から社殿へと続く道であり、参拝者を日常から神域へと導く空間である。参道を歩くこと自体が、俗世の雑念を離れ、神前に立つ準備をする過程とされる。
作法として「参道の真ん中(正中)を歩かない」というものがある。正中は神が通る道とされ、参拝者は左右に寄って歩くのが礼儀とされる。現代では厳格に守られるとは限らないが、神への敬意を示す心得として広く知られている。
参道の長さや雰囲気は神社によって大きく異なる。東京の明治神宮では、都心の喧騒を遮断する鬱蒼とした森の中を歩く。伏見稲荷大社では、数千本の鳥居のトンネルをくぐる山道が実質的な参道となる。歴史ある参道が土産物屋や食べ物屋の並ぶ商店街となり、商業と信仰が共存している例も少なくない。