楼門
Romon (Tower Gate) (ろうもん)
神社の内域入口にある二層構造の門
楼門は、神社に見られる二層構造の門で、鳥居と社殿の間に位置することが多い。上層は通常立入不可で、建築的・象徴的な威容を示すためのものである。
仏教寺院の山門と外観が似ることもあるが、装飾や建築的ディテールに相違がある。朱塗り、反りのある軒、随身像を内蔵する場合(随身門を兼ねる)など、多彩な様式がある。奈良の春日大社や熊本の阿蘇神社の楼門が著名な例である。
楼門を持つ神社は格式が高いか歴史的に重要であることが多い。小規模な地域の神社にはまず見られない。楼門は物理的にも精神的にも聖域への明確な境界を示し、ここをくぐることで最も神聖な空間に入ることを意識させる。