神輿
Mikoshi (Portable Shrine) (みこし)
祭礼で神を乗せて街中を練り歩く装飾豊かな輿
神輿は、祭りの際に神を乗せて氏子地域を巡行するための移動式の社殿である。精巧な装飾が施された輿(こし)を担ぎ棒に載せた構造で、金箔・鳳凰の彫刻・小さな鳥居・精緻な金具などで豪華に飾られることが多い。
祭りの間、神は本殿から一時的に神輿へ遷り(うつり)、巡行する地域に恩恵をもたらすとされる。数十人の担ぎ手が肩に担ぎ、「わっしょい、わっしょい」(地域によって掛け声は異なる)とリズミカルに声を掛けながら練り歩く。神輿を激しく揺する「もみ」は、神の霊力を高めるとされる。
神輿の大きさは、百人以上の担ぎ手を要する巨大なものから、子供向けの「子供神輿」まで多様である。数百年の歴史を持つ神輿も存在し、文化的にも金銭的にも計り知れない価値を持つ地域の宝となっている。