巫女舞

Miko-mai (Shrine Maiden Dance) (みこまい)

巫女が神に奉納する神聖な舞

巫女舞は、巫女が神への奉納として舞う神聖な舞踊である。白衣に緋袴という巫女装束をまとい、時に鈴や榊の枝を手に持ち、ゆったりとした優雅な所作で舞う。

巫女舞の起源は、天鈿女命(あめのうずめのみこと)の神話的な舞に遡る。天鈿女命はすべての巫女の始祖とされる。古代の巫女は神懸かり(かみがかり)の舞を通じて忘我の状態に入り、神託を受けるシャーマン的な存在であった。時代を経てその実践は形式化・様式化され、現在見られる洗練された儀礼舞踊となった。

巫女舞は祭礼・特別な祭事・神楽奉納などの場で行われる。神を楽しませる奉納であると同時に、人と神の原初的な結びつきを象徴的に再現する行為でもある。静謐な神社の境内で巫女舞を目にすることは、訪れる者に深い感銘を与える体験となる。

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