一宮

Ichinomiya (First Shrine of a Province) (いちのみや)

旧国(令制国)ごとの最高位の神社

一宮(いちのみや)は、旧国(令制国)ごとに最も格の高い神社を指す。平安時代、新任の国司(地方長官)が赴任先の神社を重要な順に巡拝した際、最初に参る神社を「一宮」、以下「二宮」「三宮」と呼んだことに由来する。

7世紀から明治初期まで、日本は68の令制国に分かれ、各国に理論上一つの一宮があった。ただし、正式に一覧を定めた権威ある文書が存在しないため、同じ国で複数の神社が一宮を名乗る例や、時代によって一宮が交代した例がある。

一宮はほぼ例外なく古社であり、地域社会に深く根ざした名望ある神社である。鹿島神宮(常陸国)、諏訪大社(信濃国)、出雲大社(出雲国)など、日本を代表する神社が含まれる。近年は全国の一宮をすべて巡る「一宮巡り」が、熱心な参拝者の間で人気を集めている。

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